「暮らしを支える医療」を体験しませんか?
三島共立病院・浜松佐藤町診療所は、地域医療やプライマリ・ヘルス・ケアの実践の場として、医学生と医師をめざす高校生の実習を受け入れています。 医療従事者の仕事体験(医師・コメディカル同行)から地域医療体験(患者さんインタビュー、在宅訪問)まで、あなたの希望に合わせて実習カリキュラムを作成します。どうぞお気軽にお問い合わせください。
外来診療見学、在宅医療実習、多職種実習(看護・介護・リハビリ・薬剤師・ケアマネなどスタッフ同行)、多職種カンファレンス見学、介護実習、健康友の会班会参加、健康チェック参加、患者さんインタビューなど。 ※体制等の都合により、希望日に体験できないものもあります。
在宅医療実習では、医師の在宅訪問や、訪問看護・訪問介護の同行を通して、患者さんの生活実態をリアルに知ることが出来ます。高齢者の一人暮らしや介護の問題、退院後のケアなど、医療と生活を結びつけて考える実習は、どんな進路に進まれる方でも一度は見る価値ありです。
チーム医療という用語を、真の意味で体験していただきます。1人の患者さんが診察室で出会う前にも、来院してから様々な過程(受付、予診、バイタル測定)を経ています。職種を越えたチーム、病院と診療所、入院と在宅、他法人や行政との連携など、さまざまな人達が関わって、患者さんの健康を支えています。
【1】待合室や患者さんのお宅でインタビューを行う。
“患者”ではなく、○○さんとして、その方の人生や価値観を聞く。
【2】インタビューを通して、学んだこと、気付いたこと、できなかったこと、疑問点などをふりかえる。
また、医療者が患者さんの話を聞くことの意味を考える。
大学では専門外のことになると他の科への紹介になってしまい、患者さんの負担も大きいですが、今回プライマリケアの現場を見学して患者さんを横断的に診る、また患者さんの背景も見ていく、患者さんに寄り添った医療現場をみることができました。また介護士さんや看護師さんと連携して、また家庭の中に入って、患者さんと一緒に問題を解決していく現場に触れることができ、とても勉強になりました。
(浜松医科大学医学部医学科5年生)
訪問診療が印象に残りました。病院に通うことが困難な方もたくさんいらっしゃることを今回の実習を通して学ぶことができました。高齢化社会を向える日本にはこのような訪問診療が重要になってくると感じられました。
(ハンガリー国立ペーチ大学医学部1年生)
往診はとても貴重な経験になりました。脳幹出血で倒れて、10年間寝たきりの患者さん、またその方を支える奥さんをみてとても感動しました。おじいさん、おばあさんが喜んでいた顔はきっとこの先どんな医師になっても忘れないと思います。
(聖マリアンナ医科大学医学部4年生)
外来において病気について聞くだけでなく趣味についても聞くなどしており、さらに多職種カンファレンスにおいても患者さんの家族や経済的な問題などについても話しており患者さんの病気だけでなく、病気の原因となり得る様々なものに目を向け総合的に解決していく姿勢が大切だと感じた。患者さんがどんな小さな悩みでも気軽に相談することができ、その相談に真摯に対応できる医師になりたい。
(浜松医科大学医学部医学科1年生)
問診は患者の現在の状態を知る上で非常に重要。訪問診療が実際にどのようなものであるのかに触れ、大まかではあるが、どういったことをするのか理解が深まった。口腔領域、歯の具合の悪い患者さんも多く歯科の訪問診療の必要性を感じた。自分が訪問診療を行うと仮定して、患者さんにどんな言葉をかけ、どんな問診をすれば良いか想像できなかった。次回は施設ではなく家庭の訪問診療も見学してみたい。
(新潟大学歯学部歯学科1年生)